【アビタス】USCPA受験体験記④ ~FAR受験編~【勉強法・試験攻略】

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僕がUSCPA(米国公認会計士)を開始して完全合格するまでの話を、USCPA受験体験としてご紹介します。

今回はFAR(Financial Accounting & Reporting)についての受験体験です。

※本記事は、BEC受験編からの続きとなります。

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FAR受験直前期

追加教材

9/7にBECを受験し、FARの学習を再開した。

AUDとBECの受験をする前に、FARを一通り学習(講義視聴+MC2週)していたのだが、既に3ヶ月ほど学習期間が空いてしまったため、残念なことに全体の3,4割の部分を忘れてしまっていた。

全くFARを復習をしていなかったため、完全に情報が抜け落ちていたのはしょうがないと割り切ることにし、改めて、スケジュールを確認してみた。

残りの科目のFARとREGを10/1~12/10までの間に2つ受験すると仮定して、現時点(9/10時点)で、約3ヶ月勉強時間がある。1科目につき、1ヶ月半ずつ使える計算である。

既にFARについて、学習済みであり、受験までに少し時間があることから、追加教材の購入をすることにした。

購入した追加教材

  • TAC社 2017年Simulation対策・総まとめ講義(FAR)/ 25,000円
  • TAC社 2017年Simulation対策・総まとめ講義(REG)/ 25,000円

アクセスチケット.comでTAC株主優待券を購入して、教材を10%引きで購入した。TAC社を利用するときは株主優待券必須!!!但し、ネットだと株主優待券が使えないので、予備校まで行って購入する必要があります。

2018/3/27追記:残念ながら、TAC社 2018年Simulation対策・総まとめ講義が1万円値上げされ、35,000円となりました。

追加教材の購入理由

追加教材を購入した主な理由は以下の2点です。

  • BECやAUDのTBSが想定より難しかったため、確実に合格するために追加教材を購入して、TBS対策を中心にもう少し演習が必要と感じた
  • インターネットでの評判が良く、また、あるサイトでTACの直前対策はよいとの情報があった

参考にしたサイトも載せておきます。受験時期に色々と参考にさせて頂きました。USCPAブロガー Makiさんにはこの場でお礼申し上げます。

america-cpa.com

追加教材の感想

TAC社の直前対策は、FARでは特に公会計の講義は逸品でした。

公会計(TAC社U先生)のところは、論点をまたいで情報がまとまっているため、非常に知識を整理するのに役立つことに加え、TBS問題の質がよかった。

ある問題では、やや難しすぎる気もしたが・・・

アビタスの教材は各論点に対して、しっかり説明をしているものの論点を横断的に見て、説明するような講義や問題がかなり不足している印象がある。

そういった点を補強する意味で、追加教材は非常によかったと感じた。

ただし、TAC直前対策の公会計以外のところは、あまり追加でやる必要性はないように感じます。

全体の約20%の配分のある公会計だけを対象とするならば、TAC直前対策に2万5千円は投資としてはやや高すぎるので、お金と体力に余裕のある方にはオススメします。

尚、公会計は、2018年1月から非営利組織のところで財務諸表の基準改定の変更があるため、可能であれば最新版を使った方が無難です。

とは言っても、やっぱり高いのでヤフオクやメルカリで比較的新しい中古を買ってしまうのも有りです。あるかどうかは運次第ですが、オークションだと半値以下で通常は買うことができます。※勉強する際は、改訂部分には注意してください。

以下、無料で複数サイト横断検索できるオークファンのリンクを張っておきます。ヤフオク、ラクマとか横断して検索でき、過去の参考価格も見れるのでおすすめです。

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受験直前期の学習

FARの学習を再開し、「テキストの復習・MC問題1~2回転 ⇒ TBS1回転 ⇒ TAC直前対策 ⇒ 模擬試験(10/16)⇒ MC1回転+TBS1回転 ⇒ AICPAリリース問題」の順に学習を進めました。

直前期にFARを学習しているときは、合格水準まで達しているのか自信が全くありませんでした。AUDやBECと比べて、非常に範囲も膨大で会計の前提知識も簿記2級程度であったため、僕にとっては、一番苦労した科目はFARでした。

模擬試験

2017年10月16日に模擬試験を受験した。10月26日に試験本番だったため、試験本番の10日前で模擬試験の受験となった。

注意:一般的に試験本番の1ヶ月前には模擬試験を受けて、その結果により、プロメトリックセンターの予約をするかどうか決められた方が無難です。

模擬試験の感想は、「やや優しい~本番に近い」レベルの問題だと思います。点数は69点とこれまで受けた模擬試験の中で一番低い点数であり、非常に焦りを覚えました。

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尚、模擬試験 v10の受験者のサマリーと比較してみると、以下のようでした。

合格者の平均が1ヶ月前に受験している人が大半だと考えたとしても、やや厳しく点数が付いている印象がありますので、模擬試験であまり点数が取れていなかったとしてもそこまで悲観的になる必要はなさそうです。

  • 僕の点数:69点
  • 受験者全体の平均点:41.93点
  • 合格者の平均点:55.33点

【FAR】総まとめ

【FAR】特徴

FARの概要・特徴は別記事にまとめました。学習する上で重要なポイントについても記事にまとめてあるので是非ご確認ください。

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【FAR】学習量・学習時間

FARはボリュームが多い分、僕にとっては一番勉強するのが大変だった科目です。ホントに何よりも試験範囲が膨大!

恐らく簿記の知識(日商簿記2級レベル)がない方は、FARは途中で挫折する可能性は高そうですね。私見だと、英語は出来るけど簿記の知識がない人は最難関科目になる可能性は高いと思います。

  学習量 学習時間(h)
講義 動画59h 66
テキスト復習 - 74
MC 4402問(4.8回転) 286
TBS 298問(2.0回転) 71
模擬試験 4h 18
AICPAリリース問題 3年分 10
TAC直前対策 - 37
合計 - 562

学習時間は合計で562時間でした。別記事でFARの学習時間を377時間と試算しましたが、全く参考にならないほどオーバーしています。

時間がかかった主な原因としては、以下のような理由が上げられます。

  • MCの1問あたり演習時間/解説確認に時間を使いすぎ(学習効率が悪い)
  • MCを約5週していること(試算値は4週を想定)
  • 途中でAUD/BECを学習し、復習に時間を空けてしまったこと
  • TAC追加教材を追加でやっていたこと

FAR1-5を一通り学習した段階で、BECとAUDの勉強を開始したため、「忘れてしまっていた内容の再インプットをしたこと」や「計算問題が多くMCの回答スピードが遅くなっていたこと」などにより、余分な時間が少し費やしてしまったかなと思うのが若干の反省点でした。

TACの教材はなくても合格していたかもしれませんが、確実に一発で合格するには公会計のところはやっておいてよかったと思います。

尚、学習時間の試算については、別記事に記載しています。

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以下、Togglで記録した生データを投稿しておきます。

Togglで記録したFAR学習時間①

Togglで記録したFAR学習時間①

Togglで記録したFAR学習時間②

Togglで記録したFAR学習時間②

【FAR】試験の感想

MC問題

MCは想定通りの難易度であった。

アビタス社のMCをしっかりと解き込み、AICPAリリース問題をやっていれば、十分に対応できる問題であった。

また、公会計は想定通り、MCで頻出(20%ぐらい)で確実に得点源となった。

州・政府会計(5~15%)+非営利組織(α %)の範囲は、個人差があるため、必ずしもMCで頻出とは限らない。AICPAの公表値から、全体の"5%+α"くらいしか政府会計がでない人もいる。

TBS問題

正直、TBSはかなり難しいと感じた。

難しく感じた主な理由は3点ある。

  1. 「色々な論点が混じった問題」が多く、様々な論点が混じったTBS問題を十分に対応できなかった
  2. 「IFRSとUSGAAPの違いを問う難解な問題」が出題され、一部の問題では全く対応ができなかった(イメージで言うと、アビタスの模擬試験をもう一段階難しくしたような問題であった)
  3. 賃借対照表(B/S)、損益計算書(I/S)、株式持分計算書(SSE)、キャシュ・フロー計算書(C/F)からの情報の読み取りに十分に慣れておらず、思った以上に時間を浪費してしまった

1点目と3点目は大きく関連する理由で、様々な論点が問われ、かつ参考資料の情報量が多い中で、回答に必要な情報がどこにあるのかを把握する力がやや不足していた。

また、最終テストレットの内、TBS1問だけ、明らかにこれまで受験勉強の準備をしてきた中の難易度と比較し、激ムズの問題に遭遇した。15分ほど時間を割いたが、全く解けそうになかったので、諦めて別の問題に集中した。2問を回答し、ほぼ丸々1問を無回答で提出した。

 感覚では、TBSがトータルで7割取れていれば良いかなという出来映えであった。

Research問題

なんとResearch問題が2題出題された。テストレット3に1題、テストレット4に1題出題された。

テストレット3のResearch問題が比較的簡単に見つかったため、2問目を見たときはラッキーと思いながら取りかかった。

これまで、Research問題でそこまで手こずった経験がなかったため、すぐに解けるだろうと思っていたが、10分ほど経っても全く見つからない。15分を過ぎたあたりで、さすがにこれ以上時間を使うのはまずいと感じ、適当にそれっぽいのを回答し、諦めることになった。ここでかなり無駄に時間を浪費してしまった。

結果論だが、FARでは試験時間がかなり時間が足りないので、MCが終わった段階で、残り時間と相談しながら、「リサーチ問題は5分してわからなかったら捨てる」もしくは「リサーチ問題は始めから捨てて他のTBSに時間を使う」ぐらいの作戦の方がよかった。

時間配分

FARは時間が足りず、常に時間に追われている状況であった。テストレット3が終わった段階で予定配分から15分ほど遅れてしまっている状況でした。

また、2つ目のリサーチ問題で、時間がない状況で15分ほど費やし、回答が見つからないという残念な時間の使い方をしてしまった。

テストレット5の時点で、残り時間が45分ほどになってしまい、完全にタイムマネジメントで失敗しました。テストレット5では不本意ながら、途中で時間切れとなってしまった。

  • Testlet 1: 約44分(MC33問×80秒)/ 残り時間 3時間16分
  • Testlet 2: 約44分(MC33問×80秒)/ 残り時間 2時間32分
  • Testlet 3: 約38分(TBS2問×19分)/ 残り時間 1時間54分
  • 休憩(15分)
  • Testlet 4: 約57分(TBS3問×19分)/ 残り時間 0時間57分
  • Testlet 5: 約57分(TBS3問×19分)/ 残り時間 0時間0分

【FAR】試験の結果

Score 83点で合格していた。

テストレット5で時間が足りなくなり、ほぼ丸々一問捨てた割には意外と点数がよかった。

捨てた問題が15分ほど取りかかったが明らかに激ムズであったため、ダミー問題かと思い、割り切って捨てたのが良かったのかもしれない。

FAR試験結果

FAR試験結果

【FAR】試験攻略のポイント

最後にFARを攻略する上での重要ポイントについて、再掲しておきます。

FAR攻略の重要ポイント
  • 試験範囲が膨大なため、適切なタイミングでの復習を心がける
  • 普段から問題演習する際はしっかり仕訳までイメージして回答
  • MCで出題確率の高い傾向の公会計(20%前後)を十分に対策して時間節約
  • 公会計の学習にはTAC社直前対策がおすすめ
  • 会計の前提知識がない方は、あえて簿記2級を学習
  • IFRSとU.S. GAAPの主要な違いはしっかり把握
  • B/S、I/S、SSE、C/Fの資料の読み取りに慣れておく
  • 試験本番は時間が足りないので、タイムマネジメント注意
  • Research問題は残時間が少ない場合は、"捨てる覚悟"を持つ
  • TBSの激ムズ問題は後回し、難しいTBSはできなくても諦めない

REG受験編へ

10月26日にFARを受験後、2017(Q4)Testing Window内でREGの受験をすべく、REGの勉強を開始した。

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