USCPAの理想的受験順番について

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USCPA(米国公認会計士)の学習を始める際に、一番気になるのは学習する科目の順番です!

バックグラウンド・学習可能時間など人により、前提が異なるため、一概にこれがベストというのは難しいですが、ご参考としてご一読ください。

王道パターン(短期合格型)

FAR ⇒ AUD or BEC ⇒ REG

1科目づつの学習をして、最短で合格を目指せるUSCPA必勝パターンと言えると思います。USCPAを学習されている方であれば、皆さんご存じのパターンです。

他の科目の基礎となるFARを学習し、関連性の強いAUDまたはBECに取りかかり、最後の一科目のREGを勢いで突破する王道パターンです。

<メリット>

  • FARを学習途中で単位を取得すれば、アラスカ州(+グアム州)であればすぐに受験が可能なため、短期合格の鉄板パターン
  • 1科目ずつ攻略するため、一般に勉強時間を最短にすることが可能
  • 4科目中で最もボリュームがあるFARを最初に攻略することでExpireを避けれる


<デメリット>

  • AUD or BECを苦手とする日本人が多く、AUDやBECで落ち続け、FARもExpireしてしまう悪循環も生まれやすい ※英語力に自信がある方であれば、間違いなくこの受験順番をおすすめします
  • 受験手続きから初回受験まで3ヶ月ほど時間を要する場合があり、専業(仕事を辞めた方)で学習する人の場合はFARだけ受験では全科目合格までの時間が長引く

堅実パターン(長期合格型)

全科目学習 ⇒ 1科目ずつ受験 ※順不同

全科目を一通り学習し、不足の会計単位・ビジネス単位を取得し、出願する最も堅実なパターン。全ての分野を一通りInput済みであるため、各科目間の知識が繋がるため、非常に理解が深まる。

<メリット>

  • 働きながらUSCPAの合格を目指す場合、Expireの可能性を最も確実に押さえた上で受験を勧めることができる
  • 出願する州の幅が広がる ※アラスカ州 or グアム州以外で受験する方のみ


<デメリット>

  • 復習の間隔が空いて内容を忘れがちになり、トータル学習時間が増えてしまう
  • 初回の受験までが長期化してしまう
  • モチベーションの維持が困難である
  • 科目合格の段階で転職などを検討する場合は王道パターンの方が良い
  • 制度の変更や試験範囲の変更などで想定外の影響を受ける可能性が高くなる

天才パターン

4科目同時並行で学習 ⇒ 全科目同時受験

一言で言うと、これができたら天才です!

一般の方は、決して真似しないようにしましょう!(笑)

USCPAの受験体験を書いている方で、一部の方が短期合格で推奨していたり、日本国公認会計士保持者で英語も堪能な方が、さくっとUSCPAを受かってしまうケースがありますが、一般の方には全く参考になりません。

 <メリット>

  • 海外在住のため、受験会場に頻繁に訪れることが困難な方 
  • 自慢できる!俺はすげーぞと自慢できる!⇒ただの自己満です


<デメリット>

  • 全部の知識が中途半端で合格水準に達していない可能性あり
  • いくつかの科目をFail前提での受験になりかねない(財布にやさしくない)
  • 難易度が著しく難しくなる(科目合格の受験制度を有効活用していない)

変則型パターン ※ブログ主おすすめ

 FAR※単位取得のみ ⇒ BEC or AUD ⇒ FAR ⇒ REG

ずばり僕が一押ししたい受験順番は、この変則型パターンです。実際に僕が短期合格を目指して採用した受験順番です。特に専業で学習される方は是非お試しを!

<メリット>

  • 受験手続きに時間がかかるため、専業で勉強される方にとって、受験可能になるまでの間を効率的に使用することが可能。受験手続きはホントにめんどくさくて時間がかかります。
  • 日本人の苦手とするBEC・AUDを早期に攻略することで、初めに受験していたFARのExpireの悪循環を避ける。英語力に不安がある人にとって、BEC・AUDを合格できれば、全科目合格までたどり着ける可能性が高い。
  • 完全合格までの期間を最短にすることが可能


<デメリット>

  • FARの初回学習から時間が少し空くため、復習時間が追加で必要になる
  • 英語が得意な方(目安:Toeic900点以上)にとっては、BEC・AUDはさほど難しくないため、FARを先に攻略にした方が無難
  • BEC・AUDのTBS問題で、まるでFARの試験範囲のような問題に出くわした場合、やや失点する可能性が高まる ※BECとAUDでそれぞれTBS1問ずつ、これFARの範囲だろという問題に遭遇した経験あり
  • 英語が不得意な方であれば、FAR・REGで英語力の底上げをした状況でBEC・AUDを受験できるとの考え方もあり

AUDとBECの受験順番について

AUDとBECの受験順番については、AUDの方を先に勉強されるのが良いと考えます。AUDの方が、試験範囲全般でFARと相関が高く効率が最も良いです。

BECも管理会計とFinanceの一部で相関がありますが、IT・経済・WC対策など範囲が多岐にわたることから、AUDをFARの次の科目とした方が無難です。

2科目同時受験

2科目同時学習・受験については、正直、あまりおすすめできません。1科目の復習間隔が長期化する可能性や消化不良を起こす可能性が高いからです。

FAR・BECまたはFAR・AUDの同時学習を進める方がいますが、FARの試験範囲は非常に広く、BECやAUDと同時並行できる方はかなり限られます。

簿記1級レベルの知識が既にある、経理業務に精通している等、FARの学習が簡略化できる人以外は同時学習は避けた方が良いかと思います。

今は、日本のプロメトリックセンターで簡単に受験できるようになったので、2科目同時受験するメリットは大きくありません。

最後に

受験順番については、王道パターンまたは変速パターンが僕的にはおすすめです。

FARの知識がしっかりあれば、コンスタントに1科目ずつ攻略していくのがベストです。上記の2パターンはトータルの学習時間や効率を最も考慮した選択だと思います。

補足:REGの改正があり、2019年1月からREGの内容が大きく変わることが予定されます。REGは、可能であれば2018年中に受けておくのがおすすめです。